ロードバイクに乗っていると膝が痛い。

アイシングをして安静にしていれば翌日には良くなっているから、また次の週末には乗れるものの距離を乗れば再発する。

安心してロングライドに行けないんですよね。

ということで、根本的な原因を突き止めて、再発しない-「完治」を目指すことにしました。

同じように苦しむ人のためにも、詳しく書いていきたいと思います。

アイシングや休養は根本的に治しているわけではない

ロードバイクに乗っていて、ロングライドを行くと乗り始めは全く痛くないのだけれど、50kmほど走ると徐々に痛くなってくる。

100kmほど走ればもうペダルに乗せていることすら苦痛で、なんとか家にたどり着く。

ロングライドにいけば、こうなることがわかってきたので、もうロングライドにいきたくありません。でもロングライドは楽しいことは知っているので、行きたい。

だから完治させたくないですか?

アイシングしたり休養をすれば痛みは引くけれど、長い距離を乗れば痛くなるのはわかってる。だからロングライドに行きたくてもいけないのが辛い。

だから痛みが引くことは完治ではないんですよ。完治させたい。

痛みの原因は腸脛靭帯炎

ロードバイクに乗っている時の膝の痛みについていろいろと調べてみたところ、私の膝の痛みは腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)と呼ばれる靭帯が炎症を起こしているのだ原因だとわかってきました。

ロードバイクの膝の痛みにもいろいろあって、私の場合は膝の外側の2cmほど膝より上の部分です。

膝の痛みには

  • 膝の前側
  • 膝の後ろ
  • 膝の内側
  • 膝の外側

の4つの種類があるらしく、痛む場所によって原因は異なり、私のように外側の痛みの場合はだいたいが腸脛靭帯炎になっていることがほとんど。

腸脛靭帯炎は別名ランナー膝とも言われていて、ローディだけでなくランナーの方が多いそうです。

腸脛靭帯炎の原因

まず腸脛靭帯とはどの部分かというと、膝の痛みの出る部分の下で膝間接とつながっていて、そこから上にずーっと延びて、股関節の前の部分で骨盤につながっています。

この腸脛靭帯がペダリングで膝を上限する時に、膝の側面と擦れて炎症を起こして痛くなるのです。かといって、みんな膝が痛くなるのかというとそうではなくて、一部の人のみしかなりません。

その一部の人の、特徴としてペダリングの時に膝が左右に揺れることです。もしくはガニ股や内股で漕ぎ続けると普通は擦れない、膝間接と腸脛靭帯が擦れて炎症を起こしてしまうのです。

腸脛靭帯炎の一般的な解決策

じゃあ膝をまっすぐにペダリングすればいいのか!

これは不正解。

そもそも私たちは膝をまっすぐペダリングしているはずなんですよ。そうですよね?最初から膝を横に揺らしながらペダリングしようとしているひとはいません。

じゃあどうするかというと、腸脛靭帯炎の一般的な解決方法は

  • Qファクターを広げる
  • サドルを下げる
  • 内股ペダリングにする
  • クリート調整でガニ股になるようにする

などがあります。

Qファクターを広げる

Qファクターって初めて聞きましたよね?

Qファクターとはペダルの左右距離のことです。

左右のペダルを遠くすることで、広がった膝に対してペダルを真下に近くなるように調整することです。腸脛靭帯炎の原因の一つがガニ股ペダリングなので、そのガニ股に合わせてペダルを広げてあげるということですね。

実際はペダルの距離を広げることは容易ではないので、クリートを親指側に寄せることで相対的にシューズが外に出るように調整することです。

サドルを下げる

腸脛靭帯炎の対策の2つめはサドルを下げることです。

サドルのあげ過ぎによって、骨盤を左右に振りながらペダリングしている人はいませんか?

「シートポストが出ている方が格好いい」っていうのはなんとなくわかりますし、あげた方が引き足を使いやすいからという人もいるでしょう。

骨盤が左右に触れることで膝も左右に揺れて腸脛靭帯に炎症が起きている場合があるそうです。

だからサドルを下げるだけで膝の痛みから解放されるならいいと思いませんか?

内股ペダリングにする

腸脛靭帯炎の原因の1つとしていわれるのが、ガニ股ペダリングです。

先ほども出てきましたね。今回はQファクターを広げるのとは別で、ペダリング自体を強制的に内股にしてペダリングをするというもの。

正直、ガニ股ペダリングになる理由っていうのが必ず身体にはあるはずなので、無理やり内股にしても身体が歪むだけだと思うのですが・・・

ただこれで治った方も実際にいるようです。

クリート調整でガニ股になるようにする

ガニ股が原因なのであれば、そもそもガニ股になるようにクリートを調整する方法です。

クリートを斜めにつけるということですね。

正直いってこの方法はデメリットしか感じないのですが、これも実際に治った人がいるらしいので試してみようと思います。

1つずつ試していくしかない

この方法を1つずつ試していくしか方法はないように思います。

毎回調整しながら50kmほど走らないといけないので、かなり地道な作業になる予感がします。それでも膝への影響を考えれば長く続けるためにやってみるしかないかなと。

また報告します。