ロードバイクのトレーニングで怪我をしないことの重要性

この文章を書いているのは11月2週目の木曜日。そうです。今週末はツールド沖縄です。このレースを1年の集大成として準備をしてきた人も多いのではないでしょうか?

実は僕もこのレースに照準を合わせて、トレーニングを積んできた1人でした。ただDNSです。本当に故障や怪我はするものではないですね。

img_5683

膝の故障が再発してトレーニングができない

沖縄が今週末に迫っているなか、今200kmが走れないのか?と聞かれるとおそらく走れるとおもいます。そしてエントリーもしたままです。キャンセルはできないので。

じゃあなぜ沖縄に参加しないのか?

それはここまで1ヶ月間まともにトレーニングをしていないからです。前回ロードバイクの膝の痛みを完治させたいで書いたように、10月の2週目に膝の痛みが再燃してしまい、そこから無理してトレーニングすることはできたでしょう。でも無理しても210km走れるような膝ではなかったからです。

いろいろ対策はした結果、ここ一週間はまたある程度乗れるようになってきました。これも今シーズンを諦めて来年に集中することにして、膝を回復したからです。

結構、決断することは勇気が必要でした。

なぜトレーニングをやめられないのか

なぜ身体が痛いのに、トレーニングがやめられないのか。

それは怖いからですね。自分が今まで積み上げてきたものが、その一瞬で崩れ去っていくのではないかと不安になるからではないでしょうか?

僕も同じくそう思っています。今年の5月にトレーニングを始めて、アマチュアの1年目にしては結構乗り込んでトレーニングをしてきた方だとおもいます。

自転車トレーニング始めて半年なのに、週間の合計TSSが1500超えたりしていますから、そりゃあ膝も痛めますよ笑

そしてそのトレーニングがなくなってしまうのが怖かったんですね。そして沖縄には出たかった。

だから沖縄までもってくれという思いで膝が少し痛くても誤魔化しながらトレーニングを続けていたんです。まぁトレーニングを続けていても治らないものは治りません。根性だけでどうにかなるものではなく、慣れだけでどうにかなるものでもないんです。

長期的目標があったので休むことができた

ではなぜ沖縄直前に諦めて、休むことができたのかというと、沖縄で勝つというデッカい目標があるから。正直でかすぎて言うのも恥ずかしい目標ですが、目指すのはただなので許してください笑

今年出ることは大切なのかどうかを考えると、大切だけど目標のためには今ちゃんと膝を治すことの方が大事という判断ができました。

あくまでも目標は沖縄で勝つことなので、今年出るか出ないかはそこまで影響しません。それよりは来年以降しっかりとトレーニングできる身体を作った方がいいだろうなと。

あるプロ選手は平気で1ヶ月休む

僕はRaphaのRCCという有料会員になっているのですが、そこではたまにプロ選手と話す機会があります。最近もタオ・ゲオゲガンハートと話す機会がありました。そこで聞いてみたのが「オフには自転車に乗るのか」という質問。

答えは「僕はオフには乗らないんだ。今年もシーズンが終わってからすでに1ヶ月のっていないよ。しかも食べまくってるよ」という回答。

1ヶ月乗らない上にそこまで節制もしない。プロでもそういうもんなんだなと。

もちろんシーズンに入るまえには乗り込みを始めるんだろう。でも1ヶ月乗らなくても、ちゃんとシーズン前に身体をつくれば、プロの世界で成長していけるんだと思ったら、怪我をしたら休むことを優先させた方がいいんだなと。

そもそも怪我や故障をしない方がいい

まぁ怪我や故障があれば、シーズン中でも治すのが正解です。また乗り込めばいいのだから。

でも当たり前だけど、まずは故障しない方がいい。

落車での怪我は仕方のない部分はありますが、本当に速くて強い選手って落車にまきこまれないんですよ。運だけじゃないんです。ちゃんと方法はあるはず。

そしてストレッチやマッサージやアイシングなどでちゃんと身体をケアしてあげること。これも当たり前なんですができていなかった。

これからは毎週整骨院に通うことと、ちゃんとアイシングすること、あと運動後のストレッチすること。ちゃんとやっていこうとおもいます。

今年もあと少しですが、みなさんも怪我のないように。