シクロクロスは点ではなく線 関西CX #9 日吉 20位

今回は結果は決して良くなかった。パンクもしたけど。

コーナリングを含め、少しずつシクロクロスってどう走ればいのかがわかってきた。文字にしてしまうといたって普通のことだけど、結構大切なことを学んだ気がする。

レポートとともにどうぞ。

いつもと違うレースをしてみる

日吉のコースはなんだか得意な部分ってなにもなくて、ここで勝つことはないだろうなと思っていました。

実際、試走の段階でもデブ(ダイエット中)にはキツイコースだと思った。勝ちはない。自信は確信に変わった。

ということで、勝ちにこだわった時にできないことをやってみる。

スタートは毎度のことながら、まぁまぁ。2列目からスタートで6~7番手ぐらいだったかなぁ。そこからカーブごとにすこしずつあげて、先頭パックで走る。5番手。ここまでいつも通り。

普段はここからミスをして集中力が切れてタレる。無駄に順位をあげようとして力を使いことが原因の1つだと思うのでやめてみる。

3番手で走っていた人がタレて落ちてきた。できるだけ足を使わずに抜きたいと思っていたけど、なかなか抜けない。そうしている間に先頭パックとは離れる。まぁいい。スタートで前にいけない。プラス足かテクニックを使って順位をあげる余裕がない。ここで無理したらミスしてタレるんだ。そういうことだ。

そうやってるうちに後ろからもあがってくる。前に詰まってペースが落ちてるからな。まぁそういうことだ。

後ろから上がってきた人が抜いてくる。もちろん当然ブロックする。イン締めて足を使わず抜かれない程度に踏んでを繰り返す。それでも無理やり抜いてきたので、抜かされて後ろについてタレるのを待つことに。前回までなら絶対抜かせないし、さらに引き離そうとしてたけど今回は様子を見てみる。

パンクは突然に

2周目の舗装路の下り。40km/hぐらいでコーナーに突っ込む。

オーバーペースじゃないのに、一気に前輪が流れる。ヤバい!

なんとか体勢を立て直し(どうやったか覚えていない)、なにが起きたのかを考えてみる。タイヤが剥がれた?いやそれならまっすぐも走れない。あ、パンクかぁ。

幸いピットまでそんなに距離はないし、チューブラーだからそのまま走れる。担ぐところ担いで、ピットまでたどり着く。ミッチーにピットに立っていてもらってよかった!ミッチーありがとう!

って、俺もミッチーもDTswissのスキュワーだった。しかも俺も慣れてないから、時間かかってしまって10人ぐらいの大きなパックにも抜かれる。お前らまじか。

ってことで、ディスクでもない人はクイックにしましょう笑

リスタートして、目標を「1列目のシード」から「シード死守」に切り替える。今何位ぐらいだろうな。20位ぐらいか。2人あがるとして18位がシード確保ラインか。

でもやっぱ一旦途切れるとしんどい。あと、集中力が切れてるからラインを外してしまう。コーナーおせェ。あーもう我慢しかないか。後半あげてく人たちが僕を抜いていく。前から落ちてくる人を抜いたりもした。順位は維持か少し落ちてく感じか?

でもラインをトレースできないから楽しくないな。集中力が切れたらこんなにもできてたことができなくなるのかってぐらい、全くトレースできない。わかってたけどこれも問題やな。20位/36人

点と点を繋ぐと線になる

今まで、シクロクロスのラインをことを考えているときに、ラインという言葉を使っているくせに、線ではなく僕の頭の中では、その線の中の「いくつかの点」について考えていた。

でも大切なのはライン「線」で、シクロクロスのコースには変わっていく路面状況の中で最速のラインが1本以上存在していて、その線をできるだけ速いスピードでタイヤ一本分の狂いなくトレースしていくのが一番速いんだなって気がついた。

めっちゃ普通のこと言っている気がする。でもそれに気がついただけでも十分かなと。

大好きな先輩の言葉を借りるのですが、最速であるラインを正しくイメージするソフト面って本当に重要で、これがないとどれだけ技術があっても体力があっても意味がない。意味がないことはないけど、無駄使いだな。シクロクロスって総合力だなって本当に思う。

そしてなんでもデブのせいにしちゃいけない。もちろんもう少し軽い方が早かっただろうと思うコースだけど、今の体重とパワーでもC2なら走り方でなんとでもなるのだろうという感触を掴んだ。さらに痩せればもっといい訳で。

さて20位だと、次はシードないだろうな。

足りないもの -関西CX #8 堺みなとグリーン広場 C2 18位

関西シクロクロスの中でもロードレース出身者が勝ちやすいと言われている、堺。

前回の希望ヶ丘は登れなくて負けたけど、今回はほぼ平坦のコース。弱点は1つ消えた。でも負けた。本当に足りないものが多すぎて、悔しさを通り越して虚無感すら漂う。

なにかできなくて負けたのではなく、いろんなことが少しずつ足りない感じ。まだC2を勝つには早い感じ。

今回は負け分析ということで、徹底的に言い訳も出てきますのでご承知おきください。

2周目までは順調だった

前回の希望ヶ丘で順位があまりよくなかったので、ゼッケン13番の2列目スタート。前列2列はシードでほぼちゃんと埋まるC2を見てなんだか真面目というか本気な人たちが多いなと。自分もそうだけど。

スタートは及第点。うまくいった。でもモジュマの田平さんが速い。2列目からちゃんと加速できて1コーナーは5位ぐらい。でも2コーナーがクロスラインのせいで7番手ぐらいまで落とす。

まぁ慌てない。今回はちゃんと自分のレースをする。そう心に決めていた。だから直線で綺麗に抜いていく。

1人、2人、、最近よく同じ場所を走っている柿本さんとも、少し会話を挟みながらバトって楽しい。それくらいの余裕はあった。1周目終わった頃には4位だったかな。まだ余裕もあるし、本当にいい感じ。

前にはいつも一緒に練習している、ヴィルヴェルヴィントの福井さん。手強いの知ってるから安易には抜けない。180°ターンでインを刺す。できるだけ足を使いたくないので、インに入れるギリギリまで前に出る。

でもそこは福井さんを甘く見てはいけなかった。次の逆コーナーがあるのでイン側を死守された。そうだ。福井さんって熱い男なのを忘れていた。

完全に頭に血がのぼる

そのまま砂に入っていく。

この時前がつまる可能性も考えて、ラインを変えるか少し距離を開けるべきだった。少し福井さんが詰まったため、先頭パックから離されるプラス柿本さんに抜かれる。

ここで「先頭パックからはなれちゃいけない!」と焦ったのか、完全に「自分のレースをする」というが頭から飛んでいった。柿本さん、福井さん、僕の3人パックは松林を抜けたところで先頭の2人に追いつく。

本来はここで一息ついて、先頭パックで一瞬息を整えるべきだと思う。でもさらに焦って抜こうとしてラインを変えたので後輪がスリップしてこける。

これで完全に頭に血が上った。焦って踏めば踏むほどしんどい。無理は禁物。別に俺は速くないんだから。無双なんてできないんだよ。俺よ。肝に銘じておけ。

先頭パックから離れてしまう。さぁどうやって勝つ。もう勝つ方法はない現実を受け入れられない。そして頭に血が上った僕の衝撃の前転がこちら。

砂でひっかかって前転で顔面着地をメイク。MIPSがしっかりと働いているのが見て取れます。

これで完全に心が折れる。いつも諦めんなって言ってくれるオーマイが「今回はもうあかん。シードとる走りしろ」と言われるレベル。

最後までバラバラ

そっからタレと共に集中力が切れ、全く曲がれなくなってしまった。俺の後ろにみんなが列をなすレベル。なんかホンマにすいません。

そして次の周の砂、「そんなことはない。俺はできるはずだ!」と思って同じライン(なんでやねん)で砂に入って、もう一回、前転顔面着地をメイク。

周りから、笑い声と共に「お前まじかっ」って聞こえてきた気がする。

完全気持ちが折れて一瞬立ち尽くしたけどyoutuberのテイスケさんに「カネゴンまだレースあんぞー」ってたぶん言われたのでもう一回ちゃんと走る。

このあたりでまたイケッチさんに捕獲される。そして離される。このあたりで全く踏めなくなっていた。どんどんどんどん抜かされる。俺まぁまぁ踏んでるはずなんやけどな。

走りながら考えてわかったんですけど、もうなんか頭に血が上っていてラインばらばら。そして荷重移動ができていない。ってことに気がつく。コーナーでタイヤよれまくりだし(タイヤの上に乗れてない)、ペダルが地面に当たっているからたぶんバイク倒しすぎ。もうホンマにバラバラ。

最終周に病み上がりの藤原さんに捕獲される。

踏めなさすぎて、すぐに抜かれるけどなんとかついていって砂で抜く。そして3つ目の砂で置いていこうと思って、追い込みかけたらミスってもう一度抜かれる。結局負ける。

なんかバトル全負けやぞ。

18位/47人

タイヤ challenge grifo team edition 33c
空気圧 1.7

自分のレースをする

レース後、オーマイに言われたことは「今日はお前の日じゃなかったな。リズムがあかんかった」と言われた。ほんまにその通りやったなと。

勝てる時は最後まで落ち着いている。虎視眈々と狙っている。なにかトラブルが起きても、さらっと処理していることが多い。それができないうちは勝てないだろうな。

でも少しづついろんな引き出しが増えてきているので徐々に対処できるようにもなってきているし、2周は自分のレースをしていたので、それは進歩している。

あと空気圧が低すぎた。このあたりも路面との兼ね合いで引き出しがないな。スタート前に松林区間をビビって落としたのは間違いだった。今の体重だと1.8を基準に考えてもいいのかもしれない。

そして今の課題が

  • コーナリングスピードはC2上位勢より少し遅い。
  • 乗り込み不足
  • 体重増えすぎ
  • 膝が痛いので、乗り込めない

課題多いな笑

本当に足りないものが多すぎて嫌になる。でも今シーズン中にC1にあがるという目標立てているからには必ずあがる。なにができるだろうな。考えてみよう。

そして来シーズンはしっかりと乗り込みと練習をして、シクロクロスシーズンインしようと心に誓う。1シーズン目でちゃんと考えてなくて乗り込みも練習もしていない事のツケを今になって払っている感じ。

関西クロスはあと2戦。くろんど。柏原。さぬき。

まだ全然チャンスはあるな。

山尊い -関西CX #7 希望ヶ丘 C2 17位

デブは登れない

そんなことはわかっている。わかっているけど、シクロクロスではなぜか例外だと思っていた。

もちろんロードレース路面抵抗が多いから、ディスアドバンテージは少ないのは間違いない。でもやっぱり脂肪で出来たデブは遅いって話。

ミスをなくす

今年の希望が丘のコースは簡単になってしまっておもしろくないと、みんなが口を揃えて言っていた。

僕にとってはこう走れば速く走れるというイメージはつきやすかったんですが、イメージはできてもテクニックがない。C2の上位勢がミスなく乗っていけるところを、僕はテクニックがないので降りて走ることになってしまってロスはしてたなと思う。

ミスる可能性がある場所は降りることに決めた。

前回の烏丸でも、ミスをして無駄にタイムロスしていることが多かったことを反省してミスをしないことをメインに考えでレースをしました。まぁ結果論を述べると実際にミスをした選手を何度か抜かしたので、現時点では降りて走るっていうのが、最適解だったと思っている。なんでも乗っていくのが正解じゃないけどテクニックがあればもう少しロスなくいけたなと。

でもスタートするまでは勝つ気満々。踏めてないことないし、まぁ登りもなんとかなるかなと思ってた。

デブは登れない

スタートは1列目。ピストルに合わせて発車するイメージだったので少し拍子抜けしまってホールショット取れず。ちょっと無理やり踏んで、3位で1コーナーに入る。

今思うとそこまで無理しなくていいのか。無駄足使ってるかもね。

ここで異変。足がつる。まぁスタート前から怪しかったけど、まさかこの段階でくるか。まぁ無視して踏み続けるけど。(正直足がつったことは順位には関係なかった気がする)

それよりもなにも、1周目にしてめっちゃしんどい。周りもしんどいと思いきや、俺だけ踏めてない。なんだこれ。勝つ気満々やったのに、どんどん抜かれてズルズル落ちていく。しんどいことよりもなによりも、どんどん抜かれていく自分が本当に情けなくてほんまに嫌になってきてもうレースしたくなかった。

なにしろ登りがしんどい。たぶんこれはデブのせいだ。そして年始から膝を炒めて1週間まともにのっていなかったせいだろうなぁと思いながら。なんだか泣きそうになってた。

もうほんまにやめよと思っていたら、イケッチさんに腰ぽんされて少し冷静になる。

そこからちゃんと集中して踏みなおしたら、ちゃんとできるやーんっていうラップタイムが出ていた。なにごとも集中力大事。

最終周回にミスっている人や垂れている人を数人パスして、16位/39人

走力はあっても体重重いのはダメ

テクニック面とパワーウエイトレシオが足りていない。

ん?なんか全部足りてないやんけ。ロードシーズンに比べたら、パワーウエイトレシオはかなり低い。

あとラインをミスっているせいで、ランで足が沈んで走りにくくなっていた可能性があったのでレース中も落ち着いて自分のレースをするということが必要。

でもミスをしそうなところで降りることで何人かパスをできたことはいい判断だった。

タイヤ:challenge grifo team edithion 33c
空気圧:1.9

SAUCE CX 女子部の話

ちゃんかながCL2で優勝を決めました!

しかも後続に42秒差をつけてのぶっちぎり!

シクロクロス始めた当初は少し楽しくなさそうだったりしたけど、今は楽しくなってきたようで夜に練習をしたり前日試走もしてと少しづつ努力を重ねてきた結果が出ました。

1周目は先頭についていき息を整えていたのかと思ったら、2周目からしっかりとスイッチを入れて少しずつ後続との差を広げる。4周目に入る頃には30秒以上まで差を広げて、このままノーミスでいけば優勝確実なライン。

最終周にもさらに差を広げて、危な気なくゴール。

お前まじかっ!なんやねん。かっこよすぎるやろ。俺、そんな勝ち方したことないぞ。

おめでとう!

優勝記念に「山尊いポーズ」で撮っていただいたので、少し恥ずかしいけど掲載しておきます!

過去は振り返らないけど、2017年をちょっとだけ

今日は1月1日
(投稿は1月2日になってしまったけれど)

年越しと言いますが、もともとそこに区切りがあった訳でもないけれど、そこに越すべきものを設定し区切りをつける。昔から人間はそうやって生きてきたのだろうなと。

ってか、なんで今は12進数じゃないの?って思うのですがなんでなのでしょう。数字が0~9までしかないからなんだろうな。

って思っているうちに眠りにつき、起きたら年を越してました。あけましておめでとうございます。

年を越すことになにも意味はないし僕は初詣にも行かないけれど、世界中の人たちが気持ちを新たにするこの日は毎年しっかり生きていく計画を立てるにはいい日だと思う。

というわけで、去年の振り返りみたいなものをやってみたいと思う。普通は年末やるんだろうけど、festiveのフォローをしてたからやる暇なんてなかったんだよ。

 

PMC

どこで鎖骨を折ったかが一目瞭然。

こうやって見れば、俺まぁまぁ真面目にやってんなと思う。サボってるところも結構明確にわかる。でも6月は朝起きて練習に行くのがめっちゃ嫌やったなと。自転車乗るのが嫌いだった。

鎖骨を折ったことはよくないことだけど、一旦リセットできたことは本当に良かった。

この骨折で乗っていない期間と、ツールド沖縄のエントリーの期間がかぶった為、沖縄はエントリーしなかったんです。行ってたらそれはそれで楽しかったんだろうな。でも沖縄に行かなかったので、10月からシクロクロスを始めて野辺山でも勝ちがっつりシクロクロスにハマることになりました。

一旦乗り込んで乗り込んで、がっつり休憩を入れると強くなっています。これは間違いない。骨折から復帰して8月に乗っている時に思った。

Fitness History

鎖骨折ってからは距離はあんまり乗ってないな。

この時期からは、距離と時間を縮めることにフォーカスを当てていました。沖縄いかないなら、そこまで体力は必要ないから、強度をあげて乗る感じ。そうなるとCTLは低いままになるけど、あくまでオーバーワークをしないための指標だからそれでいいかなと思って練習をしてました。

CTLあげることのメリットは、「たくさん練習できるようになる」だと思っています。

VO2MAXのトレーニングでちゃんと強度を保って練習をしようとした時にCTL80だと3本しか強度を保てなかったとしても、CTL120だと6本できる。もちろんCTL低くてもできますがその強度保てなかったらやらない方がマシですから。

CTLあげると結果として強くはなる。という感じかな。でもそれだけじゃ強くならない。フィジカル系のトレーニングと同じかな。

トレーニング量について

たまに関西の実業団勢で「月間2000kmを3ヶ月」乗れば強くなる説。やっぱり距離乗ると強くなるんですよ。そういうのあんまり好きじゃないんですけどね。

でもできればL3域以上の時間帯を多く作っておきたいし、レース前には必要なゾーンの球数も必要。そうなれば練習の中にその域と時間のパワーを積極的に入れていく必要があると思います。

それに同じ2000kmでもどれだけ登るかによっても、身体への負荷は違いますから。僕は1回の春夏の練習でほぼ毎日六甲の山頂を通過していたし、そうなると練習量の割に距離は伸びないですからね。だから僕はTSS管理がいいんじゃないかなと思います。

「月4000TSS以上を3ヶ月やったらマジで強くなる説」を提唱。

強くはなる。そのことと「レースに勝てるか」は別の話だけど。

これだけやれば1年でE3からE1まで勝って上がれるぐらいには強くなれるってことです。CXで8戦でC2のゼッケン2が取れるレベル にはなれるってことです。E1で勝てるかどうかは知らないし、C1に上がれるかどうかは、できてないので知りません。

もちろんそこまでやらなくても強くなれると思いますよ。そういう人も実際にいますしね。

2018年のトレーニングについて

現状のトレーニング環境だと、練習する場所まで往復の40kmが結構無駄に疲れてるの、と時間をかなりロスしてます。輪行してもいいのですが輪行するともっと時間がかかるんですよね。

なので練習場所の近くに引っ越しして、もう少し時間もCTLも抑えていきたい。CTLは上がってもいいけど、もう少し効率よくトレーニングしたいですね。時間が欲しい。

目標はE1で1勝、美山C2、あと全日本。