’17-18 関西シクロクロス 紀ノ川 C4 2位の理由

「勝てたレース」

この言葉が大っ嫌いだ。だからこの言葉はほとんど使わないし、今回も自分の口からは言っていない。

なぜなら負けてるのなら勝っていない。負けるべくして負けただけであり「勝てたレース」ではないからだ。要するに勝者に対して敗者はなにかが劣っていたというだけ。それ以外の何者でもない

でも今回だけは「勝てたレース」と思ってしまったし、あとから自分に腹が立ってきた。

まぁ真剣に競技としてやっている人には申し訳ないけど。シクロクロスってそれもありかなと思ったり。ラジバンダリ。

1列目からのスタート

前回の台風の中のりんくうを走ったおかげでシードは2番。最前列を確保。

マークしてるのは、前回のりんくうで僕よりタイムが速かったシード1番の紀州DECOJARACINGの八木君(ほとんど話したことないけど「君」つけで許してね)。あとはまぁ全員ぶっ倒す。以上。

八木君はスタート前もふざけながらもちゃんと集中してやがんのな。まぁ俺も一緒か。テープがスタート10秒前に引かれていないという事件がありつつも、臨機応変の対応で定刻通りスタート。

そういえばシードがあったミッチーさんどこにいたの?

あー最前列ってこんなに楽なのか。8割ぐらいのパワーで2番手ぐらいをキープ。ホールショットはみどり君(ごめん本名を知らない)に譲る。1コーナーは3番手で入る。八木君も2番手。まぁ順当か。

そこからみどり君を抜き、八木君と2人パックになる。1周したころに後ろを振り返ると3番手は10m程度離れていることを確認。なにもなければ昇格は確定かな。

ということで八木君の前に出て千切りにかかる。自滅が怖いのでレッドゾーンに入らない程度で淡々とふむ。ストレートをふむ。ふむ。んー千切れないかー。そのままステップに入る。ここで気がついたのだが、八木君ステップとシケインが異常なほどに速い。なのでステップで抜かれる。その後の連続コーナーでは遅い。コーナーは下手なんだな。

でも自分も別にコーナーに自信があるわけではない。ましてや体力も八木君に勝っている自信があるわけではない。この自信の無さが負けに繋がったかな。

周回数を把握できていない

連続コーナー区間で踏んで少し離す、ストレートでも踏む。なかなか離れない。

今思えば多少踏んでも離れないのは当たり前か。多少走力に差があっても、5分ぐらいはついていけるもんな。

今回のレースで俺は最後まで踏み切る覚悟がなかった。本当にたらればだけど、ここで覚悟決めて最後まで踏み切れば勝てたと思う。改めて自信と覚悟がなかった。最後までついていって、最終周の1周4分間だけ死ぬほど踏みまくる作戦に変更。なぜなら4分間だったら踏み切れる自信があったからだ。

しょーもないレースでもいいから確実に勝ちたかった。

なので徹底的につき位置で周回する、楽ではないがしんどくはない。パワーメーターはついていないけどNPはFTP未満でしか踏んでいないのがわかる。

僕の脳内会議では勝利が確定した。

最終周が近づく。周回数は6周。ラスト周回のどこで踏み始めるか、そしてどのラインをどのように通るか。などをシュミレーションしながら、ラスト5周目を回る。

チームメイトのサンフジさんが土手の上から「カネゴンそんなんでええんかー!?」って叫んでる。よくなかったなー。そんな考え事をしながらシケインに突入。ミスをして、おもっくそコケる。

あーーーやっちまった。チェーンは落ちていない。ホイールはついてる。曲がっていない。前後ブレーキも効く。少しハンドルは曲がってるか。サドルも大丈夫。よしいける。

まだ1周ある。死ぬほど踏めば追いつける。アナウンスでゴールしているのが聞こえる。そうか女子は周回数少ないから今ゴールか。さてと踏み切るぜ!

と思ったら、ゴールラインで止められる。自転車を降りる。ん?なにが起こったのかわからん。  どうやら最終周やったらしい。おい!俺まじかっ!

脳内会議ではなく、現実で負けが確定した。

というわけで2位。

C3へ昇格

ラスト周回がなくても、独走して距離開けていればとか、いろいろ言い訳はあるのですが、まぁこれ以上言っても仕方ない。もう十分言い訳したけど。

まだこのブログを書いている時点で公式リザルト出てないので、正確にはわかっていませんが2位なのでC3に昇格だと思います。

まぁ毎回言うのですが、負け戦の方がいろいろと学べる点が多いのは間違いないのでこれを武器にC3を戦いたいなと思います。次はマキノ。登りが多いそうで体重が重いと不利とは聞いてますが頑張ってみます。

にしても、シクロクロスはレース前後も含めたのしいなぁ。