E2やE3のレースでの勝ち方を考えてみる

今年からネクストリーム・うどん虹やに加入させてもらい、いわゆる実業団レースを走らせてもらいました。

「2勝してE1にあがる」という目標も達成できて、1年目としては満足しています。(本当は3勝目を目指してましたが・・・)

正直、E1で勝つ方法はわかりません。

でもE2やE3で勝つ方法ってたくさんあると思います。そしてのうちの1つは僕でもわかります。そのことについて需要はありそうなのでネタとしてでも書いてみようとおもいます。

個人の感想です。

どんなレースで勝つのかを決める

かなり雑な分類ですが、自転車レースを

  • クリテリウム
  • ロードレース
  • ヒルクライム

の3つのジャンルにわけてみます。

ここで質問、僕は身長178cm体重75kgです。FTPは300超えてるぐらい。トレーニングしていることと体重を考えれば普通。パワーウエイトレシオ4倍の凡人です。僕がヒルクライムレースに出て、勝てる可能性ってどれくらいあるんでしょう?

 

たぶん1%ない。いやいっそのこと0%でいいや。4倍程度だとヒルクライム勝てないでしょうし。でもクリテリウムなら1%以上はあるんじゃないでしょうか。

このように得意そうなレースで勝つ事に決めましょう。他のレースは捨ててください。

ヒルクライムレースも楽しいから出たいだって?出るのはいいと思いますけど、勝つつもりのないレースは披露抜くのはやめましょう。前日まで普通にいつも通り追い込んで、疲れたままで出場することをおすすめします。

その場合は「今週トレーニングやりすぎで疲れ抜けてなくて・・・」と言い訳するのはやめましょうね。負けるのはダサいけど、言い訳するのもダサいし、トレーニングのしすぎでレースの時に疲れを取る事ができてないってのが一番ダサいですから。

レースに出ようと思うと、どんなレースでも疲労を抜こうとする人がいます。でも結果にこだわらないレースの場合は疲労を抜くのはやめてトレーニングレースとして割り切りましょう。レースに出たら追い込めるので練習した感ありますが所詮30分ぐらいですからね。

E2やE3で勝つために強さは必要ない

E2やE3には強い人たちがたくさんいます。実際同じ練習会に参加して、この人には全く歯が立たないなと思う人がちらほら。

こんな言い方をすると彼らには悪いですが、結果として僕がE1にいて彼らはE3やE2にいる。

ってことで、E2E3のレースは順位は強さで決まるんじゃないんです。僕はFTP300W超えていますが、恐らく250Wぐらいの方にクリテリウムで負けた事があります。しかも彼はスプリントも強いわけではありません。

それなのになぜ勝てたかというと彼が勝ち方を知っているからだと思います。

必要なモノを必要なだけ持っていく

準備8割

とはよく言いますが、レースでも同じ。

炭を持たずにバーベキューしにいく人はいませんよね?でもおかしなことに5分の坂をパワーウエイトレシオ5倍で登らないといけないレースなのに、5分5倍パワーを持たずにレースで勝とうとする人がいたんですよ。

やっちまってます。

まぁでもそこで森の中で乾いた枯れ木を拾ってくるテクニックがあったり、坂を前の方で入って後ろで抜けることで4.8倍で済む可能性はあります。ひたすら頑張ってみる人いますけど、炭がないのに火起こしを頑張っているようなものなので意味ないですよ。

勝ちたいのなら必要なものを準備してレースに持っていく。レースデータの解析とパワートレーニングがそれにあたります。

負けるレースがわかってしまうようになるんですけどね。

負ける覚悟をする

たまにフィジカル馬鹿がいるんです。

逃げグループ作っておきながらゴール間際で回収されて、集団内で回復して結果としてスプリント勝つっていうバケモンが。そんな人を真似しちゃいけません。彼らは僕らより努力をしているからできるんです。

だから僕たちは自分の勝ちパターンを決める必要があるんじゃないでしょうか。

そのパターンに入らない可能性は捨てて、負けを覚悟するということです。

要するに自分の欲しい展開にならなかった場合は、負けを選択するということです。

もちろん逃げもスプリントもできる方がかっこいいし、引き出しは多い方がいい。でも僕らみたいな凡人はなにかを捨てて、自分の得意パターンにはまった時に集中力を高めればいいんです。

  • 独走力が強いなら単騎逃げ
  • スプリントが強いなら集団スプリント
  • どちらもぼちぼちなら逃げ集団

たぶん他にも勝ち方はあります。

でもスプリントの足を残しておくために、逃げるべきタイミングで躊躇したり、集団スプリント狙いなのに逃げ集団を追いかけてしまってはいけないのです。

  • 足が終わってしまってもいから最後まで恐れずにブリッジをかける。
  • やばいなと思っても集団が捕まえてくれるまで逃げ集団を放置する。

負ける覚悟がないとできないと思うんですよね。そして限られた体力の中では、全部に反応することはできません。できたとしても、もう勝てる可能性は低いですね。

ゴールを一番に通過する技術

ゴールを一番に通過する技術を磨きましょう。

ゴールで一番に通過する技術というと、僕が最初に思いつくのが「スプリント」ですね。他にも「早駆け」「単独逃げ」などがあります。

早駆けや単独逃げは、結構いろいろと難しいと思います。もちろんスプリントも難しい。ツキイチチョイ差しって難しいですよ。

その一番難しいところの練習をしましょうという話。

勝負を決めるテクニックなのに練習してる人が少ないのはなぜなんだろう。

スプリント練習してる人にスプリント練習していない人が勝つためには、相当なパワー差が必要だと思います。逆に言えばある程度のパワー差はテクニックで埋められます。

ぜひ安全な場所で2人で縦にならんでゴールラインを作ってスプリント練習してみてください。

早駆けするためには、タイミングを読む力と加速力が必要だと思う。できたことないのでわからないけど。

単独逃げとか逃げ集団を作る方法は僕にはよくわかりません。得意な人に聞いてください。関西だとキリ○さんではないでしょうか?(○にはちゃんと音声でピーって入れといてください)

勝つ覚悟をする

負ける覚悟と正反対ですが、勝つ覚悟が一番必要じゃないかなと思っています。

スプリントやアタック、単独逃げ。なんでもいいですが勝負時ってあると思います。誰も勝った人で楽勝な人っていないんじゃないでしょうか?

その時に「ぜってーに勝つ」と思っていなければ、たぶん踏めないんですよ。僅差であればあるほど、気持ちって大事。みんな辛い。でも一番苦しんだ奴が勝つ。ぐらいの気持ちでペダルを踏み込んでいかないと、気持ちで負ける。当たり前ですけど最後まで踏めたやつが勝つ。

E1で勝つ方法は知らん

ここまで書いてきましたが、これはE1以上のレースでは通用しないと思います。

なにせ日本国内の一般人レースの中では1つの最上位カテゴリーですから。そしてE1には勝ち方を知っている人がたくさんいるからです。

勝っている人がそこに溜まっていくシステムですからね。勝ち方を知っている人の中で勝つためにはなにが必要か。たぶん引き出しの多さかなーとか。武器の威力なども必要だと思っています。

2018年も勝てるように、いろいろためしながら準備していきたいと思います。