第33回シマノ鈴鹿ロードに参加してきました。見えてきた課題

8月20日21日にかけて鈴鹿サーキットで行われたシマノ鈴鹿ロードに参加してきました。

今回参戦したのは、20日「3周の部」と21日「5周の部」と「2周の部」です。

結果はこの後書いていくとして、今後に向けた課題も見えてきたので少し書いていきたいと思います。

レース結果 17位 DNF 11位

まずはレース結果とレース展開。そしてそのレースが終わって見えてきたことを書いていきます。

3周の部 17位

まず参加したのが3周の部。結果は17位。

スタート前にタイミングがあれば積極的にアタックすることを決めてスタートしました。1周目は結構ゆるいスピードで回ってる。心拍数もそこまであがらない。ゼッケン順でスタートなので後方になってしまい、徐々に順位を上げていって、1周が終わる頃には前から20位以内で走る。

案の定2周目の登りでもアタックがかかったので、頑張りすぎない程度に踏んで着き位置でついていく。

ここでは体力を使わない。登りが終わってシケイン後も戦闘がダッシュしたのでインターバルがかかる。まぁ前方に位置しているのでしんどいけどついていける。

その後もスプーンカーブの登りでもアタックがかかる。もうちょっと千切るかと思ってアタックをかけてみる。「あれ?これ逃げれるんじゃない?」と思ってもう1回アタック。するとちょっと間が空いたのでさらにアタックで畳み掛ける。

2人ついてきたから回るかなと思ったけど、全然回る気なし。お前ら逃げたくないの?せっかく逃げが決まりかけたのに俺一人じゃ無理でしょ。結局まだ元気な集団に吸収される。

その後も断続的にアタックがかかるので、結構ペースは速め。あとからラップクリップで見たラップタイムは、

1周目 8分37秒 2周目 8分9秒 3周目 8分ジャスト。

おそらくまぁまぁ速い方。

そのままのペースで3周目に入ってもアタックがかかるけど、ペースが上がりきらないのでさらにアタック。今思うと、動きすぎ。

少し離しても、数人がついてきてちゃんとスピード上げきらないからブリッジがかかって決まらない。結局ちゃんと逃げが決まらず、そのままゴールスプリント。

ただしもう心拍も上がりきっていて、腰を上げてスプリントするものの、全く足がなくサドルん腰を落としてなんとか足を回しながらゴール。17位。

5周の部 DNF

これに関してはあまり言うことありません。まだなにもしていない2周目に落車に巻き込まれて集団が見えなくなったので追いかけても意味なくDNF。1番もう少し前にいれば、なんとかなったかも。たられば。

2周の部 11位

今回は逃げを狙わず、最後まで我慢してスプリントする予定でスタート。

ほぼ最後尾だったので、頑張って1周で10位以内まで上がる。2周目はすでに最終周でかつスプリント賞があるのでホームストレートで結構強烈なアタック。

おそらくスプリント賞狙いのアタックだけど、それにのってスプリンターをちぎりたいのでついていく。結構きつい。登りきったところで10数人の集団ができて、その後ろは千切れそう。

おそらく純粋なスプリンターは前に残っていないはず。ここでちぎりたい。3km/hでいいからスピードあげればちぎれるだろうけど、俺の足がない。おそらく俺の以外ももう足がないんだろう。くそっ。

完全にスピードが落ちて、ちぎれかけた人が戻ってくる。また結構大人数の集団になった。やっぱりスプリント勝負だなー。

その後は特に動きもなく、レースは進む。スプーンカー、ヘアピン、テグナー。

そしてダンロップの登りで一気にペースアップ。集団で溜めていた足を使う。前に出て10番手以内をキープ。そのまま下りに入っていく。下りもあってペースはどんどんあがる。

一瞬ペースが落ちたので少し番手を上げると、バルバのトレインができかけているのを発見したので割って入る。このままリードアウトしてくれ笑

そのままトレインが先頭にでたので、2番手でホームストレートを立ち上がる。

アシストが避けてスピードダウン。はえーよ笑 俺がいるにしても早すぎるって笑

仕方なく300m手前からかけてしまった。やっぱりあの段階ではスプリントかけるには早すぎた。あそこで冷静にならないといけなかった。他のスプリントかけた人を見つけて乗らないといけないのに、乗られる方になってしまった。

結局100m手前でスローダウン。

どんどん抜かれて諦めかけるけど、10番手以内に入れば表彰状はあるので最後まで頑張った。でも結局11位。なんだよ笑

今後勝つために必要なこと

ワールドサイクルベックオンフェスタから、美山ロードレースニセコクラシック草津のキャットアイナイトクリテに参加して今回の鈴鹿で5戦目。

前回に引き続き、先頭集団ゴールはほぼ間違いなくできるようになってきた。

今回思ったのは、勝利が届きそうだと思っていたけど、まだもう少し弱いなということ。

結構ついていくのが精一杯。アタックして逃げてもちゃんと逃げが成立しないし、スプリントしてもスプリンターに負ける。

今は単純に足りないから、まずは自分のトレーニング。そして勝つために逃げ一辺倒ではダメだけど。勝つための方法を考えて見る。

逃げを成立させるための足

おそらく僕の脚質はルーラーに近い。スプリントでは負ける。もちろんそこまでの差はないから、戦略次第でスプリンターにも勝てるだろう。

でも単独でもいいから逃げて、逃げ切る勝利が一番近い勝ち方なんだと思う。ただしこのこの方法は、完全に個人の能力が問われる勝ち方。

純粋に独走力が必要で、今はまだ逃げ切れるような足がない。というか逃げアタックの時点で結構しんどいからアタックを決めれない。

集団の中でなら完全に有酸素域のパワーである必要がある。

スプリンターを千切るアタック

単独逃げを決められなかったとしても、ある程度高いパワーを継続的に出すのが苦手なスプリンターを集団から千切るという作戦もあると思う。

ちぎらなくてもハイペースで足を削って、スプリントできなくすれば封じ込める。

集団が分裂しそうな時に、少しでいいから引っ張って集団を分裂させればスプリンターは残らないでしょう。残るスプリンターにはそもそも叶いません笑

楽な時にちょっと踏んで揺さぶる

自分の足がいっぱいあるタイミングでパッと前に出て、かるーくアタックかければいいんですよね。あくまでも足を使わずに。そして集団のスピードを上げてすぐに下がる。

休ませない。ずーっと足を削りまくってやる。

このアタックについてこないようなら逃げちゃえばいいし。楽にアタックしているから、ちゃんと逃げられるし。

夏は終わった

まぁレースの感想はこんな感じです。悔しい内容ですが、次に繋げられる経験を得ることができた。

この経験はかなり大きい。2日で同じ場所でいろんなこと試しながらレースができる経験はなかなかない。かなりいい経験になった。

そして5ステージ鈴鹿を見たことで実業団のレベルも見ることができた。来年はどこかの実業団に入るか、自分で立ち上げて5ステージに参加したいし、実業団レースにも出たい。

なにしろ鈴鹿がこんなに楽しいとは思っていなかった。来年の夏は鈴鹿がメインイベントになりそうだな。

まだまだがんばります。