’17 JBCF 岬町クリテ E3 優勝

実は今年からJBCFレースに参戦することにしました。

僕にとってのJBCFの初戦「岬町クリテリウム」に参加してきました。結果は見事、優勝!

え?なぜ勝てたのか聞きたいって?

それはあそこで俺が一番強かったからさ。

すいませんちょうしにのりましたぼくよりつよいひとはいたしいちばんつよいなんてくちがさけてもいえないしたぶんそんなことをかくとあとからみたときにはずかしくなるので前言撤回。(句読点詠唱破棄)

 

ってかE3で調子に乗ってたらだめでしょ。

でもたまたま勝てたわけでもないので書いてみようと思います。ちょっとネタを仕込んでいるので良かったら最後まで見てみてください。

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移動〜試走

朝8時に僕の家に集合しレンタカーに自転車を突っ込む。

借りたのはタイムズカーシェアからで日産セレナを借りました。8人乗りなので2列目がベンチシートのやつ。

1列目2人2列目3人乗って3列シートをはねあげれば、バイクが4台のりました。頑張ったらもう1台いけそうです。これはいいことがわかった。

集まったのは、僕・ジェイソン・なべ・こーた・カナの5人。こんなに自転車積んでも快適に移動できるんですね。びっくりしました。

90分ほどで岬町に到着したけど、朝から食いまくったのに腹が減った。コンビニで買った食料はもう尽きた「#補給の鬼」はここでも活躍します。

岬町に来るのは初めてで、走るのはもちろん初めて。なんかまぁまぁ危ないっていうのと、登りスプリントってことだけ知っていたけど、とりあえず試走。

なんか試走で優勝したネクストリームの先輩がいたという噂があったので、それに恥じない走りを心がけました。ただE3は一番最後のレースなので、あまり温めずにカーブやら路面やらを確認して終了。

アップはレーススタート1時間前から実走でしっかり時間かけてあたためました。アップは実装派なんです。そっちの方が細かい筋肉までしっかり熱が入る気がしています。

1時間ぐらいは回さないと本調子がでないのでちょっと時間かかりすぎだなーと思いながら、まぁ時間あるからいっか。

スタート前にみんながアドバイスをくれる

最終レースなのにみんな見てくれていること感謝ですね。

しかもみんな一度走っているので、レース中にこんな展開になるよって教えに来てくれます。

ジェイソン

検車を済ませて、スタートに並んでいたらついさっき3位に入ったジェイソンが肩を叩いてきました。

周りから見ていると、ジェイソンと僕は自由にコミュニケーションをとっているように見えるかもしれませんが、実はそんなに英語が達者ではありません。

はぁ?なに言ってんのこいつ

ってたまになっているのは内緒です。嘘です。

ただ「たまにアタックがかかるけど決まらないから反応せず、10番手から15番手ぐらいにずっといるのがいいよ。そっからスプリントだ!」って言ってました。

後から「マチガッテイマシタ」って反省してたけど、前引きすぎて20分350Wだったからしんどかったんだね。

ありがとうジェイソン

なべ

次になべちゃん。

「カネゴンなら絶対いけるから。絶対に早駆けしたらあかんで。あそこのコーンからでも十分なぐらい。しかも裏も全然楽やからカネゴンならいけるはず。絶対あそこまで我慢してな」

はぁ?なに言ってんのこいつ

とはなりませんが、E2でスプリントに参加していないなべちゃんが教えてくれました。

ありがとうなべちゃん。

ビッチー

ビッチーって本人を呼んだことはありません。

「裏側はずっと流れてるから前との距離が開いても、無理に足を使わなくて大丈夫。綺麗に回すことだけ考えて。あとホームストレートで勾配がキツくなったところで簡単に上がれるから」

はぁ?なに言ってんのこいつ

ってなりました。(なってませんすいませんおこらないでください句読点詠唱破棄)

ありがとうビッチー

E3 2組目

僕の組は2組目。クジ運悪くてたぶんハズレ組。

大工大の塚本くんがいるし、同じネクストリームの井手さん、EURO-WORKSの勝水さんも堺浜でスプリントすごかったし恐いなって。あと柿ピーがいたよ。怖くないけど。

昇格したい僕としては参った。柿ピーいるしな。

でも頭の中ではスプリントしながらスルスルと加速して全員まくって1位でゴールして、ガッツポーズするとこまでイメージできていた。

レーススタート

スタートの号砲が鳴って(鳴ったっけ?)スタート。

“あーそっかローリングスタートじゃないんだ”

一気に加速する。えーもーやだよしんどいよ、みんなそんなに上げずにゆっくり行こうよ。

って思いながらもジェイソンが「10番手ぐらいがいい」って言ってたから、ちゃんと踏んで番手を維持。でもあんまり踏みたくはないから軽めに踏んで20番手ぐらいかな。ホームストレートで上がれるやろうしとりあえず真ん中ぐらい。

どれだけ足を残すか

コースの裏側もできるだけ踏まずに番手を維持。というか少しずつあげてく。

そのまま2周目3周目もどれだけ踏まずに番手維持するかについて考えながら周回消費。ローテーションに混じってたまに前に出てしまうけどちゃんとFTP以下で踏んで下がる。

コーナー前で加速せずに前につかず、出来るだけノーブレーキで曲がっていくと、ほぼインターバルなしで立ち回れることに気が付いたのでひたすらコーナーを高速で通過することに意識を集中させる。

あとはビッチーの言う通り綺麗に回すことだけ意識してればめっちゃ楽。中切れっぽくてダンシングで立ち上がっても力は使わず体重を使うだけ。そうすると前がコーナーで詰まるから追いつく。

ってか、なんか塚本くんめっちゃ前引いてんな。どうした塚本。井手さんも前方に配置。やっぱりこのへんにいるよねー。勝水さんも真ん中あたりやけどちょいちょい姿見えてんな。実はクリテだとあんたが一番こえーよ。

あと柿ピーどこいった?

僕はあまり減速せずに曲がれてるけど、後ろではしっかりブレーキの音が聞こえて来る。やっぱり前に位置すんのが楽。あとコースの裏側はラインがせいぜい2台分しかないので、上がってくる人いないしホームストレートだけちょっと踏めばいい。ログを見る限り、450Wで10秒×3ぐらい踏んだらそれで維持できてる

ジェイソンの言う通り10番手ぐらいが一番楽だよ。

なにこれ。めっちゃ楽やん。サイクリングやん。

↑これヒム69がよく言ってるセリフやけど、マジで同じこと思った。

ちなみに平均240WでNP266Wなので、あまりにも余裕な数字。1時間ぐらいなら俺でも会話しながら続けられるレベル。

今日はスプリント

今日は確実にレースで勝つために足を溜めて溜めて。最後にスプリント勝負で確実に勝つと決めていた。

残り2周に入るホームストレートで番手をあげたい人とアタックが重なって、一瞬集団のペースがあがる。あまり踏まずに我慢してついていって、ちょっとスピードが緩んだ瞬間に踏んで端から一気に番手を上げる。

結局5番手ぐらいで1コーナーに入る。周りに井手さんと塚本くんもいる。

前を引いた時に一生懸命速度あげようとしてる人がいるけど、どうせこの裏側では抜けないんいんだからあげなくていいじゃない。逃げましょうって声をかけられたけど、今日はのらない。

って思っていたら、最終周に入るホームストレートでその人と井手さん2人がアタック。

んー、これはヤバそう。ついていきたくないけど、これ以上離れたら単独ブリッジしかないか。ついていくなら集団引き連れずいきたいけど、、、って思ってたら数人が集団引き連れて追いついた。

その瞬間に集団のスピードが緩むから、すかさず前に出る。たまたま塚本君が上がって行ったのでついていって楽に上がれた。結局5番手ぐらいまであげて1コーナーに入る。

2列で曲がってアウト側にいたらイン側の誰かしらんけど膨らんできた。お前マジか。ここエスケープゾーンないんやぞ。でも自分でどうしたのか覚えてないけど回避した。

そこから裏側に入れば、後ろから番手上げるのは難しいので、背中で気配を感じながらラインを防げば前には出てこれません。というかラインはほぼ1本しかないし。コーナリングうまい人で2本かな。

最終コーナーの100mぐらい手前でローテーションが回ってきたので、ちょっとだけ強めに引く。調子がいいのか軽めに回しているだけで300Wぐらいは出てる。最終コーナーの30m手前で先頭交代。そのまま最終コーナーは2台で並んで通過。

最終コーナー立ち上がってからすぐにガツンと上がって45km/hぐらいまであがる。これで上がってくるには50km/hとか出さないといけないのでやっぱり最終周に入るホームストレートであげないと上がる場所はない。

ゴールまで800mあるし、スプリント開始まで我慢。ちなみに集団の先頭には井手さんと他2人がいる。2台ぐらいはさんで後ろに僕。

あくまでも自分のタイミングまではかけない。これはなべちゃんの教え通りに動く。我慢。と思ったけど、井手さん発車したから俺も発車、でもあくまでまだシッティング。

300m手前でから腰を上げてフルパワーで発車。正直この瞬間に「今日勝ったな」って思った。

でも残り100mぐらいで全員まくったかなと思ったら、まだ前に井手さんおるし笑 1周前にアタックして最終コーナーから前引いてまだそこにいんの?あんた強すぎ。

根性だけで踏みなおして、ゴールラインでハンドル投げる。

イメージはミラノサンレモのサガンと川崎(クビアト)さん

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Photo by おくりさん @to_uproad

1/100秒差だったそうです。ハンドル投げてなかったら負けてたんだろうなと思うとなんか感慨深い。

でも1/100秒でも自分でわかるもんですね。

ってかチームメイトを差し切るとか笑 許して井手さん。

ログを見るとMAX58.9km/hだったので登りだと考えると、いいスプリントができた気がしてます。

勝因

勝因は2つあると思っていて

  • 徹底的に足を溜め続けたこと
  • スプリント練習をしたこと

今回は最初から最後まで足を溜めまくりました。いろんな人のアドバイスをそのまま実践しただけで、足を貯めることができました。

そしてもう1つがスプリント練習をしたこと。

今年何度か堺浜クリテにも出ていますが、スプリントがまともにできませんでした。

スプリントの練習ってあまりしたことない人が多いんじゃないかな。もちろんスプリントのフォームしかり筋肉の使いかたしかり。いくら1500W出せてもそれをスピードにつなげられなければ、意味がないわけで。

どうしたらスピードにつながるのかいろんな練習をしました。ベストと思えるスプリントは今回もできていませんが、かなりマシになったと思います。もっとできるとは思っています。

あとスプリント練習にはもう1つあって。実際のスプリントを想定した練習です。

例えば今回は最終コーナー曲がってからゴールまでが60秒ほど。立ち上がってすぐにダッシュしてそこから40秒間の平均が350W。スプリント開始してからの20秒の平均が900Wです。

こういう状況を想定して、「L4で10分走ったあとに90秒VO2MAXで踏んで最後の15秒はフルもがき」みたいなメニューをやっています。こういうことしとかないとモガけない。

この文章の流れ見たことありませんか?

ここまで読んでもしかしたら気が付いている人がいるかもしれません。

文章の流れが1年前の平地マンのブログのほぼ一緒にしてあるんです。ちなみに文章の内容も似てます。

何が言いたいかというと、僕はこの平地マンのブログを読んで、ほぼ同じように動いただけです。

1年前に優勝した平地マンの真似をしたら優勝できたってことです。たぶん来年も同じ方法をとった人が勝てるんじゃないでしょうか?

知らんけど。

もう来週末は舞洲クリテが迫っています。平地マンのあとを追って白浜TTでE1に上がってみたいけど、そもそも白浜TTがないので、自動昇格狙ってもう1発クリテで勝ちたいなと思っています。

感謝の言葉

僕は去年ホビーでレースに参戦を始めました。

ずっと1人で行って写真も1枚もなく帰ってきていました。

でも今回は写真もたくさんあって、ゴールしたあとにみんなが走って祝福に来てくれたことが本当に嬉しかったです。そしてゴール後に井手さんと握手したことも嬉しかった。

本当に嬉しいです。ありがとうございます。

 

こんな風に写真に残してもらえるのは本当に嬉しいですね。

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Photo by カナ

堺浜クリテリウム ’16-’17 第3戦 スポーツ1 5位

こんにちは

2/18に堺浜クリテリウムのスポーツ1に参加してきました。

前回、堺浜クリテリウムのスポーツ1で5位になる方法を書きましたが、これを読んだ私が再度スポーツ1で5位入賞しました。

5位になる方法を寸分の狂いなく再現した形です。(すごいだろ)

今回は本気で勝ちを取りに行く

今回はとか言っていますが、毎回勝ちを取りに行っています。

基本的にインターバルがかかるコースでもないし、ちぎれないコースなので基本的には集団スプリントだろうと考えていました。

作戦は

前に位置取りしていい位置からのスプリント

以上。

試走しながら風向きなどで、アタックできそうなタイミングは頭に入れておいたので、そのタイミングが訪れればアタックするけど、基本的にはスプリント狙いですね。

今回はRCC(Rapha Cycling Club)のジャージで出る。

RaphaOsakaスタッフのいでっちも応援にきてくれているし、今日はRCC。 RCCはこれはこれで心地が良い。

同じRCCのジェイソンはエリートで6位、ツッキーがスポ2で4位という入賞したけれど、まぁ微妙な戦績に勇気をもらったかもらってないかよくわからん感じで、クリテリウムの最後の時間であるスポ1がレーススタート。

やっぱTSBが-9でレース出ちゃいかん

TSBってわからない人もいると思いますが、要するに疲れ具合です。

マイナスなら疲れてる、プラスなら調子が良いという感じ。できればレースには+5程度が理想なんですが、今回は前週に楽しいことがありすぎて疲れを残したまま出走。

まぁ踏めるだろ。と楽観視していたけど、前回のログの見比べてもパワーは出ていないのにしんどい。

5周ぐらいしてから気がついたけど、1番鋭角なコーナーへの通過スピードが全然違うことに気がついた。このスピードで通過するなら5番手くらいの方が楽そうな気がする。インターバルかからないから。

じゃあやっぱり前にあがろうと思ったけど、踏めない回らない。

ねぇねぇ、みんなしんどくないの?

って思いながら、なんとか番手維持しかできない。前日のTSSの画面出してきて、前もって言い訳する人とかいるけど、まぁ気持ちわからんでもないぐらい(しないけど)TSBは大事だなと痛感しながら踏んでいく。

ラスト2周でペースがグンっ!

と上がった。多分、マトの吉田選手だったかなー。

ギャンギャンに前を引く。この時多分中盤以降は中切れが起きていた模様。やっぱり前で位置取りすることは大事。おそらく僕で10番手ぐらい。そのあたりにはいないと色んなことに対応できない。

ちなみに僕も「もうしんどいわ!いっそのことちぎれたろかな」なんて思いながらなんとか踏ん張る。

バックストレートで番手を上げるために450Wで30秒ぐらい踏む。

踏んだのに番手変わらず10番手ぐらい。スルスルとはさすがに上がれないか。このあたりは課題だな。2周前ぐらいには上がってないと最終周回で足使わないといけなくなってスプリントでもがけなくなる。

10番手ぐらいのまま最終周回へ。まだまだ上がたままのペースは緩まない。でも最終コーナーである程度いい位置にいないとなにもできなくなるので、バックストレートで踏んで上がる。

パラパラと落ちていく人たちを横目に3番手ぐらいで最終コーナー通過。ティファニーで一緒に走っているピンクジャージが発射したので発射。

あれ?ピンクジャージが離れてく。そーか。俺の足はもう残ってないのか。

なんて考えながら、捲れる自信は崩壊したので、3位狙いに変更、頼むから抜かないでって思いながらない足で踏む。ペダルに体重を乗っける。

今思うと、ちゃんと回すペダリングができればもうすこし加速できたなとは思うけど、今はもう後の祭り。いつでもそれができるように練習しないとな。

あーあ、1人抜かれた。あ、もう1人来た。ヤダ、もう抜かないで。

足がもう動かん。2人に捲られて5位でゴールラインを通過

前回のブログをしっかりと読んだので5位入賞できました

結果また5位かよ。

まぁ入賞を続けられるということはいいことだとは思います。でもそろそろ勝ちたいな笑

たぶんまた5位になったのは前回のブログを自分で読んだせいだったと思います。

なのでこの文章は推敲しません。読みません笑

今回の反省点

  • どんなに足がなくてもスプリントがちゃんとできるようにする
  • 勝ちたいレースのTSBは+に調整すべき
  • ペースや状況で集団内での自分の位置を常に考えること

結局、最後は単独で行かない限りスプリント勝負になることがほとんどなのだから、スプリントは常に磨いていく。

常にレースのたびにTSBの調整をしていたらトレーニングはできないけど勝ちたいレースにはちゃんと調整すること。

あと集団ないで絶対的に楽な位置はないから、常にレース中考え続けること

こんなことを次のレースでは気をつけていきたいと思います。