’17-18 関西シクロクロス #6 烏丸半島 C2 4位

自身最高位のC2 4位

1.2.3位パックについていけなくて4位。あとで振り返ると、ここでついていけなかったのはテクニックもあるけど、やっぱり気持ちなんじゃないかなと思う。精神論で語ってばかりはすきじゃないけど、レース中はかなり精神論でなんとかなるもので。

勝つことを決めていればこうならなかったんじゃないかなと思うんです。でも勝つことを決める為には勝つイメージが大切なわけで。

ゼッケン16

前回は19位。上位2人が抜けて、1人はエントリーしてなかったのだろう。

なんとかギリギリシードがもらえた。しかも烏丸はしっかり8人並べるので2列目だ。1列目との差は誤差レベル。絶対に先頭に立ちたい。

後ろから「カネゴン手あげてー」とか聞こえてきたけど、結構CXのスタートは集中しているしマジでホールショットを狙っていたので、レスポンスする余裕はない。

でも正直自信はないんです。勝ちたいけど、勝てるイメージが湧くかと聞かれたらほぼ勝つイメージはなかった。正直うまくいかずにズルズル落ちていく自分が怖かった。

そんな精神状態で定刻通りスタート。

少し遅れ気味のスタートになってしまったけど、必死で加速して9番手ぐらいで入る。まぁスタートは上々かな。そこからミスなく半周を終えて、平坦区間に入った。応援プロフェッショナルの方から「こっからお前の出番や!」と言われたから踏みまくる。

やっぱりこういう芝の区間になればこっちのものだ。3つ順位をあげて6位ぐらいまであがったと思う。そして前のパックまで踏みまくって追いつく。幸い1人だけ少し離れているけど2位から6位までのパックだ。

ゲンさん・たけちん・スクアドラのカッキーさん(って呼ばれてた)・藤原さんと俺。

このパックの先頭をとれば2位か。前にも追いついて勝ちたい。

1位2位3位パックから千切れる

少しパックが大きいから中切れが起こる前に前にあがっていたい。

コースの前半は抜く場所はないし、テクのない俺はどちらかと言わなくても苦手な区間なので我慢してひたすらついていく、また平坦でふむ。カッキーさんと藤原さんを抜いたっけな。

3周目に入る頃には5位。ただし単独5位かな。前のパックとは5秒から10秒差。

これは追いつきたいな。すっげー辛い。でも前はもっと辛いはず。絶対落ちてくるはずだ。落ち着け。ちゃんと踏め俺。落ちてこい。俺の方が足があるはずなんだ。でもキャンバー区間はやはり俺の方が遅い。数秒離れる。で平坦の芝で数秒詰める。

野辺山の時もそうだったけど「絶対に勝つ」という気持ちがレースで勝つ為には必要だと僕は思ってます。

ここ烏丸では絶対に勝つというイメージがなかった。あったらこのパックに死んでも追いついていたと思う。

ゴールラインでアナウンスされる先頭との差が数秒ずつ広がる。これは落ちているのは前のパックではなく俺だ。ガラパさんのアナウンスの秒差が2桁になった。このあたりで集中力が切れてきた。ラインが選べない。キャンバーの登りでミスをする。くそ追いつかない。表彰台に立てない自分を受け入れる。

 

応援ってすごく力になる

こっからまたズルズルおちていくのか?マイアミの時の悪いイメージが頭をよぎる

4周目あたりから4.5.6位パックで走る。

カッキーさんも追ってくる。キャンバーのミスなどで一時抜かれたりしながらもなんとかしがみつく。今日もみんなとても応援してくれてた。とくにパナレーサーポイントの応援がめちゃくちゃ多かった。本当にありがたい。みんなの声聞こえてるんだけど、反応できなくてすいません。マジで余裕なくて。

でもいろんな人から声は本当に力になった。

少し距離が離れて心折れそうになった時に、応援のプロであるオーマイ氏から本気の応援を受けた。正直なんて言われたかは覚えていない。でも彼に言われた一言で踏めたのは間違いないのは覚えている。これで悪いイメージは振り払えた!ほんまにありがとう!

コース序盤の2段階にあがるキャンバー。僕は押して上がっていた。するとカッキーさんは乗って上がっているではないか。そのせいで数秒差ができる。お前マジか!この数秒詰めんのめっちゃしんどいねんぞ。

ここをどうやって攻略するか。酸欠の頭で考えた俺の結論はキャンバーに前で入って乗れるラインを防ぐこと。次の周回のキャンバーまでに前に出てラインを防ぐ。なんとか前に出られずにキャンバークリア。

それからカッキーさんが離れていくことを感じた。後から聞くとラインを塞がれたせいで、足がつったらしい。ちょっとラフですいませんでした。

その後には後ろから藤原さんがやってくる。お前マジか。次から次へとまぁまぁ強敵やってくんな笑

藤原さんとサシバトル

残り1周は藤原さんとサシバトル。最後の芝区間はインをついたり、クロスラインで抜いたり。こういうの本当に楽しい。

結局離れずに最後のスプリントへ。正直勝てると思っていた。ちゃんとその前に前に出てアスファルトに出てから心を折るつもりでフルダッシュ。シクロクロスのスプリントは前に出て心折ることが大事。

後ろから殺気が消えるのを確認してゴール。4位。


Photo by @tsuyo0725

くやしそうな藤原さん!楽しかった!ありがとうございました!

希望ヶ丘にむけて

恥ずかしいから少し小さめの写真で笑

パナレーサーポイントのキャンバーにおもっくそミスる。ここでミスった周回はラップタイムで言っても10秒ほど遅い。

C2で表彰台が見えてきた4位。でも本当に足りないことがたくさんありすぎて嫌になる。テクがなくて、たとえこのままC1にあがれたとしても60分かけて死ぬだけだなと痛感中。

  • できないことはやらない ミスは少なく
  • コーナリング中も足を回す(地面にクランク当たるからやっぱ短くする)

俺には175mmのクランクは長すぎる。ださいクランクしかないけどあるもので解決してみるか。ひとつずつひとつずつ修正を加えていきます。

そういえば、希望ヶ丘ではタケチンがゼッケン1で俺はゼッケン2か。

もうひとつそういえば、C3のゼッケン1の呪縛から解き放たれたeita氏もC2に上がってくるのか。おめでとうございます!

SAUCE CX 女子部のことも…

CL2でもSAUCE CXが3位で表彰台に上がりました。おめでとう!

彼女自身も喜んでいたし、僕も嬉しいと思います。ちゃんと練習してよかったね。