starting grid 柏原CX

シクロクロスのゼッケン1の呪いはあるか。

呪いはないと思う。ただそこに自分の「もうそろそろ勝てそうだ」という少しの手応えとか、「勝ちたい」という気負いが乗っているんだと思う。そこをしっかり整理できればすごく力つよいものになるし、負ければガタガタ崩れていく。

まぁゼッケン1なんかあまり取れるものでもないし、前戦で昇格をギリギリで逃した者の証なんだけど。

それでもなんか特別なんだよ。ゼッケン1って。

柏原CXのコースについて

河川敷は平坦だ。って言われるけど平坦にもいろいろある。そして平坦だからと言って、同じ人が得意な訳ではない。

僕にとってはなんだかイマイチ、リズムが掴めないコースだった。なんだかスピードに乗ってきて、気持ちよくなってきたところに砂や泥やバリアやステップがある。かといって踏まなくていい区間もない。中途半端にダラダラと微妙にストレートが長いので踏まなしゃーない。

やっぱり踏めそうで踏めないコースは苦手だな。

でもみんなイコールコンディションなので頑張ろう。それなりにストレートにスピード乗っけていけるラインも見つけておいたし、まぁまぁまとめられると思っていた。

レース前に何人かに「今日勝つんでしょ?」って聞かれて「たぶんね」って答えてたぐらいだし。

それにしても寒かった。SAUCE CXのチームメイトのシンゴとも話してたけど、野辺山より全然寒い。ちなみにくろんどより寒かった言えば、くろんどCX行った人には伝わるんじゃないでしょうか。

レースは完敗

さて、レースレポートを書こうかな。

正直、書きたくない。昨日のレース後は「シクロクロスってなにが楽しいんだっけ?」って思うぐらいだった。

たぶんゼッケン1の気負いとか、期待感がそうさせたのかもしれない。終わってなんか勝てなかったこととか、頑張っても勝てなさそうだなとか思って辛かった。

でも実際振り返ってみると、敗因はいろいろと分析できるので文字にして残す。たぶん振り返ることはないけれど、文字にして残すことで自分の中で蓄積されていくから。

ホールショット取れず

フロントスタートならホールショット取れるだろうと思ってたんですが、金森さんに取られる。まぁ2番手だからちょうどいいかー。なんて思ってたら、ギリギリで藤原さんもインに入ってきて3番手。ちょっと想定外だけど、あのタイミングで突っ込んでくるのはさすが藤原さん。

ちょっと後ろで休みながら走る。藤原さんは踏めてなさそうだ。そのせいで10mぐらい金森さんから遅れる。まだ大丈夫。焦らない無理して抜きたくはない。抜きやすい場所まで待つ。

砂で金森さんが引っかかったんやったけな。そこで金森さんをぬいて、藤原さん僕の順番で続く、、、さてどうやって戦おうかな。

なーんて思ってたら、イン側からズバッと青い物体が飛び込んできた。panasonicの海藤くんだとすぐに気がついた。正直負けるとしたら、海藤くんしかいないと思ってたので焦る。急いでスイッチ入れる。

そのままついていくだけで1周目終了。ホームストレートで海藤選手が思いっきりアタック。お前まじか!まだそんなタイミングじゃないでしょ!でも人数的に1人しか昇格できないのはわかっていたので食らいつく。

たぶんこの時点で俺の負けが確定したんだろうな。今思い返すと、予想外すぎる展開で頭の中が完全にテンパって、ここからは2周は試走で想定していたラインをまったく通ってなかったと思う。

だから遅い。でもそもそも載せられるスピードが負けていた。

負け戦

全く追いつかない。

でも海藤くんは前回の桂川では足がつって途中で止まったのでまだチャンスはあると思っていたけど、ライン取りめちゃくちゃで足だけで追いつこうとしていたので4周目にはタレタレ。2位、3位、4位と順位を落とす。

ほんまに海藤くん速すぎやで。異次元。C1でもまぁまぁ上位のラップタイムやし。

頭突きおじさん、福井さん、斜行おじさんに抜かれ、そろそろ息が整ってきたかなってところで前輪カタカタ。なんやねん。しかもクイック締めようとしても締まらん。

あーもう勝てへんし、もうええわ。と思いながら担いで歩いてた。一旦、心折れる。

なんかこのままもダセェな。走れるんやったら練習やと思ってちゃんと走ろうということでクイック手配してもらって、交換して走ることに。岡さんありがとう!

応援本当に嬉しい

前を走ってなくても、1周ずーーっと、カネゴンっていう声が聞こえる。いろんな場所に応援してくれている人がいる。ポタリングを切り上げて応援してくれる人もいた。しかもこんなに寒いのに。本当にありがとう。

応援されているからには頑張るで!そっからは楽しみながら走った。

最終周ぐらいにはちゃんと落ち着いてきて、思っていた通りのラインを通っていけた。1番ゼッケン背負って後ろから追っかけているから、周回遅れになってしまったと落ち込んでいる人が何人かいたけど僕のほうが後ろにいたんです。すいません笑

最終周回では海藤くんが後ろからきたので譲って、周回遅れでゴール。

今思えば、海藤くんがそんだけ後ろと離れてるなら邪魔をして、前に出てもう1周走ればよかった。

C1に上がれるか

今シーズン、C1に上がることを目標にしてきましたが、どうにも厳しくなってきました。

もちろんまだ諦めてませんが。(でも昨日のレース終わった時点では、心が折れて諦めてた)あと参戦するのはさぬきとWNPの2戦。

C1に上がった人たちのC2マウントトークが若干イラっとするのでそろそろ上がらないとね。C2は楽しいんだけどな。