最終周回

位置取りのペースアップについて行くのがやっと。しんどい。「あ、これはあかん方のやつやな」と悟る。別に勝つときも楽ではないのだけど。

本当にうまくいくとき時と、うまくいかない時でこうも違うかと思い知らされる。

ペースアップについていったけれど、これはスプリントでからめないやつやなと思い鎖骨のことも頭にうかんでそこで終了。

今日は完敗ですね。

大阪岬町サイクリングフェスティバルのレースレポートです。

負け戦ほどおもしろい

慶次じゃないですが(「花の慶次」参照)、負け戦ほどおもしろいものはないのです。

実際いろいろ考えることが多くて、寝れなくてこれ書いてます。

そりゃあもちろん勝つのも嬉しいけれど、後で分析してワクワクするのは負け戦。それこそきらら浜での苦い思い出があったからこそ、舞洲での結果がありましたから。

結構今回も成長する機会だったと思います。

今回はスプリントに絞らない

今年勝ったのは全て集団スプリント。

だから得意なのはスプリント勝利ですね。でも来年からE1に上がるので、正直自分のスプリントだとどうにもならないだろうなと思ってます。せいぜい5秒1100Wしかでませんからね。勝つ事を知っている人がたくさんいるE1では歯が立たないです。

しかもJPTほどではないにしろ、E1では戦略も広がります。チームプレイだってできるし、逃げ集団ができたりもする。

過去は過去なので、一旦すべて捨てて再度トレーニング方法も戦略も見直しです。だから今日の目標は

逃げてみる。逃げに乗ってみる。ブリッジしてみる。できれば勝つ。です。

目標はちゃんと達成する

レースがスタート。

少し集中しきれないまま、レース開始。開幕アタックで2人逃げができる。マークしていたうちの1人が入っている。ミルキーウェイ和歌山の小林さんだ。

結構距離が離れたので追いかけてみるか。集団からすっと抜け出すことに成功。抜け出せちゃったのでブリッジするかということで、ちゃんと踏み始める。

なかなか差が埋まらないけど、行くしかないので踏み続ける。3分踏む回す。追いつく。

ブリッジしてみた。逃げにのってみた。あっけなくできた。

3人で回す。途中から1人ツキ位置。お前まじか。

3周目まで逃げたところで、追走集団合流で10人ぐらいになる。

「ん?この人数で回せば最後までいけるんじゃない?」

↑これが間違いだった。いや完全に間違いではないけど、その後いかに自分が周りを見ていないかということをつきつけられた。

実はこのレースで勝つのは、開幕アタックで逃げた小林さんだ。

僕は最終周回で足がなくて、スプリントにすることを諦めた。だが勝った人は単独逃げで勝っている。もちろん単純に走力の差もあるだろうけど、それ以上になにか明確な差があるはず。

たぶんそれは周りを見る力だと思う。

ムダニフムヒトタチ

クリテリウムには「ムダニフムヒトタチ」という種類の動物が生息している。

なぜ自分が前を引いて踏んでいるのかわかっていない人たちのことだ。今回のクリテリウムで俺はムダニフムヒトタチになってしまったのだと思う。

なぜかというと、俺の頭の中は「わーいわーいブリッジできた。しかも小集団になったからいけるいけるー」なのだから。今年のきらら浜のE1(横風が強い中、小集団が逃げ切った)を思い浮かべながら、俺はそういう展開だと思い込んだ。

この小集団の逃げを成立させるために、俺は一生懸命引くのである。ムダニフムヒトの完成である。

同じ想いを共にする人がいる。3人よれば文殊の知恵。そうムダニフムヒトタチの完成である。

虎視眈々と次をみている人がいる

ちゃんと冷静にみればこの集団はそんな集団ではない。

ムダニフムヒトタチの後ろに、休む人たちがいる。

集団が綺麗に回っていないことをちゃんと見ていて、集団に回収されることがわかって全く踏んでいないのだ。むしろツキ位置だったんじゃないだろうか。正直冷静さを欠いていたので一切覚えていない。

案の定、小集団は綺麗に回っていないのでスピードに乗らず向かい風のホームストレートで集団に捕まる。ムダニフムヒトタチは虫の息だ。そうこの時点でムダニフムヒトタチは虫けら同然なのである。

その瞬間に一緒に逃げていたはずの、小林さんが再度アタック。

え?なんでまだ踏めるの?いや踏んでないんだって。その時の俺はそのことにまだ気づいていない。

集団はこれを容認する。勝負はここで決まった。

そのままゴールまで独走だった。

あれ?これ決まったかな?ブリッジした方がいい気はしたけど、追いつく自信がなかった。たぶん追いつけなかったと思う。勇気がなかった。

追いかけるためか何度か追走ができては乗るけど、ちゃんと回らないから集団から飛び出ては回収の繰り返し。もうしんどくて判断能力鈍っているから、全部に反応してしまう。ちょっと後ろで休んでは見るけど、我慢できなくてまた飛び出す。その結果が最終周回の途中でレースを降りるという醜態だった。

前回の舞洲の話の中でいう賭けでいうと負ける場合の模範回答だ。

逃げは難しい

逃げはいろいろと難しい。見ないといけない事が多い。

やっぱりクリテリウムは周辺視野が大事だ。物理的ではなく展開とか、メンツとか。

ブリッジして逃げて失敗したからこそ、それがわかった。

キリPって人が言ってたことが、ちょっとだけわかった日でした。